桶谷式母乳育児推進協会(以下協会)は
日本国内だけではなく、海外でも活動をしています。
桶谷式海外プロジェクト・チームではバングラデシュの助産師・医師らにも桶谷式の技術指導を行っています。
バングラデシュのような途上国では、人工乳(粉ミルク)で育てられた赤ちゃんは、非常に高い割合で下痢や肺炎などにかかり、それが元で死亡してしまう危険性が高いことが知られています。
母乳で育てられるかどうかは、赤ちゃんの生死を分ける結果となるため、医師や助産師は、母乳の分泌を増やすことのできる協会の技術をバングラデシュに導入したいと強く希望しています。
協会では、1994年より、赤枝医学財団の要請を受けてバングラデシュでの技術指導を開始しました。 現在は、協会が独自で毎年(または隔年)、桶谷の認定者(現 桶谷式乳房管理士)を現地へ派遣し、技術指導活動を続けています。
これまでの技術研修の結果、バングラデシュでは200名以上の医師・助産師が研修を受け、 14施設にOketani Lactation Center (桶谷式の母乳外来)が開設されました。